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デュラントとウェストブルックの修復不可能な兄弟関係

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<言葉を交わせば小競り合いのデュラントとウェストブルック>

ケビン・デュラントとラッセル・ウェストブルックの関係は、本人達がどう思っているのかはわからないが、他人から見れば、もはや壊滅状態だろう。
 
デュラントは、今でも特別な存在だと明言しているが、ウェストブルックからデュラントに関しての話は全くない。
 
ウェストブルックは、デュラントを良く思っていないのだろう。
 
両者は、元チームメイトでデュラントが2007年ドラフトでNBA入りをすると、翌年の2008年ドラフトでウェストブルックがOKCに入団した。
 
それから8シーズンを共にした両者だが、FAとなったデュラントは、2016-2017前にGSWへ移籍し、OKCに1人取り残されたウェストブルックは、デュラントに強い怒りを覚えてしまった。
 
デュラントとウェストブルックの関係は、ここから一気に崩れてしまった。
 
デュラントがOKCを去って2シーズン目。
OKCのホームで行われたGSW対OKCの試合は、デュラントが去って2年が経っても注目される試合となった。
 
昨シーズンの両チームの対戦では、デュラントとアンドレ・ロバーソンが額をぶつけ合いながら衝突し、ウェストブルックとは、それぞれのベンチに戻る際に口論があった。
 
今シーズンも現地11月22日に行われたGSW対OKCの試合中、デュラントとウェストブルックが額をぶつけ合いながらの小競り合いが見られた。
 
今までの騒動があり、今回の小競り合いが勃発すれば、見ているファンからすれば、もはや修復不可能な関係と思われるだろう。
 
だが、それでもデュラントは、試合後のインタビューでウェストブルックとの小競り合いについて、「彼も僕も競い合うのが好きで、あれもバスケットボールのプレーの一部。」と話している。
 
本当に仲が悪くなければ良いのだが、8シーズンを共に過ごし、一緒にプレーしていた時代を振り返ってみると、その友情がなくなってしまったのは寂しい。
 
デュラントは、2007年ドラフトで同期のジェフ・グリーンと共にNBA入りを果たした。
当時はOKCではなく、SEA(シアトル・スーパーソニックス)というチームだった。
レイ・アレンやラシャード・ルイスなどのスター選手が所属していたが、再建段階に入り、デュラントは、ルーキーシーズンからエースとしての活躍を期待されての入団となった。
 
すると、ルーキーシーズンから1試合平均20.3得点を記録するなど、レブロン・ジェームズの次にNBAを担っていく超大物スーパースターの出現と注目されるようになった。
 
翌シーズンからSEAがOKCになり、ドラフトではウェストブルックを獲得した。
 
デュラントの2シーズン目は、PPG25.3、RPG6.5、SPG1.3、FG成功率47.6%、3P成功率42.2%という成績を記録。
 
ジェームズ・ハーデンがOKCに指名され、NBA入りを果たした3シーズン目でデュラントは、早くも1試合平均30.1得点と、30得点越えを果たす。
 
そして、デュラントにとって3シーズン目となった2009-2010、リーグワースト2位だったチームは、ついにデュラントの貢献により、ウエスタンカンファレンス8位でプレーオフに出場することができた。
 
ここからデュラント、ウェストブルック、ハーデンのビッグスリーがOKCの黄金時代を築いていった。
 
だが、2011-2012前のオフに大型契約を結べるだけの財力がなかったOKCは、ハーデンを放出せざるを得なかった。
 
その後、5シーズンをデュラントとウェストブルック中心にチームを構築してきたOKCだったが、なかなかプレーオフを勝ち進むことができず、結局、デュラントがFAで別のチーム(GSW)と契約するに至った。
 
SEA時代も合わせると9シーズンもOKCに貢献したデュラント。
クラッチタイムでも当時のレブロンにはなかったビッグショットをデュラントは決めていた。
ウェストブルックとも良好な関係でボールをシェアし合っていた。
 
時には罵り合い、口論もたくさんあったようだが、そうやって何でも言い合えるような関係だったデュラントとウェストブルックは、今では言葉も交わさず、話したと思えば小競り合い。
 
シャックとコービーの不仲説よりも激しい。
レブロンがCLEを去った時に、もし、CLEにレブロンの相棒が所属していたとしたら、同じようなことになっていただろうか。
 

 

 
 
FAは、選手がどのチームとも契約できる権利を持っている。
デュラントは、その権利を利用しただけで誰も文句は言えない。
 
だが、ウェストブルックの心境も分からなくもない。
 
両者をプレースタイルから考察すると、ウェストブルックは、パス回しを好まず、ドリブルやスクリーン、個人技でオフェンスを切り開き、アシストもしくはフィニッシュを決める、そんなバスケットボールを好み、デュラントは、GSWのようなチーム全員でパスを回して誰もが気持ち良くシュートを放てるようなバスケットボールを好んだ。
 
デュラントとウェストブルックは、バスケットボールの好みが少し違っただけ。
だが、デュラントは、それが友情にまで亀裂を与えてしまうようなことだとは気付かなかったのだろう。
 
デュラントとウェストブルックが同じチームでプレーしたのは、2015-2016までだが、2017年オールスターでは同じチームでプレーをし、2018年のオールスターでも同じチームで出場。
2018年のNBAオールスターの情報は、こちらでご紹介している↓
  

 

 
そして、現地2月18日に行われたオールスターゲームでは、デュラントとウェストブルックが2度目の共演を実現した。
 
デュラントがOKCを離れてから2年が経っても注目される2人の関係。
2018年のオールスターゲームではデュラントとウェストブルックが絡んだプレーは、開始3分で披露された。
 
ウェストブルックが相手のシュートミス(エアーボール)をリバウンドし、コート先を走っていたデュラントへタッチダウンパスを送った。デュラントは、そのアシストをしっかり得点に繋げた。
 
そして、偶然にもエアーボールを放った選手は、OKCでかつてビッグスリーの一角としてシックスマンを託されていたジェームズ・ハーデンだった。
ハーデンがわざとエアーボールを放ってデュラントとウェストブルックのプレーを生み出したかのようにも思えてしまうくらい偶然の出来事だった。
 
第3Qに入ると、デュラントがファウルを貰い、フリースローを2本獲得する。
ウェストブルックは、フリースローラインのずっと後ろのハーフラインを越えたところに立っていた。
 
デュラントが1投目を決めると、チームメイトのリバウンダーとタッチを交わし、後方へ人差し指を立てて合図を出した。NBAでは御馴染みの光景。
 
デュラントの人差し指は、ウェストブルックの隣にいたレブロン・ジェームズの方向を向いていたように見えたが、ウェストブルックもデュラントの方へ合図を返した。
するとすぐに、ウェストブルックが恥ずかしがったのか、その腕を首裏に回し、襟足あたりをポリポリ掻いた。
 
第4Qでは、デュラントが3Pを決めると、ベンチに座っていたウェストブルックが両手を高く挙げ、喜んだ。
 
注目されていた2人の共演だったが、今回のオールスターゲームでは、試合を通して仲の悪いような関係を見せなかった。
 
デュラントとウェストブルックの修復不可能と思われた関係だったが、なんと、この2018年オールスターゲームをきっかけに、何かが変わったらしい。
 
オールスターゲーム前にはチーム練習があったりしたが、デュラントとウェストブルックの間にレブロンや他の選手が何かアシストをしたのだろうか。
 
もしくは、OKCにポール・ジョージやカーメロ・アンソニーといったビッグネームが移籍してきたことで、ウェストブルックに心境の変化があったのだろうか。
 
2人は、コミュニケーションを取っているだけと話しているが、2人の関係は、徐々に良くなっているのかもしれない。
 
崩れてしまった兄弟関係は修復できないかもしれないが、お互いに尊敬しているトップ選手同士、良きライバル関係にあるのだろう。
 
 
 

 

 
 

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