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コービー対レブロンは、レブロンの勝ち!?

 

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<比較される英雄、コービー・ブライアント>

最近、レブロン・ジェームスがレジェンドと比較されることが多くなっており、比較対象としてコービー・ブライアントも上がっている。
別にどうでも良い話だけれども、レブロンの勝ちだと断言されては酷いものだ。
 
まず、ポジションもプレースタイルも違う両者は、比較対象にはならない。
この時点で比較することはないはずだ。
 
レブロンは、オールラウンダーの素晴らしい選手、コービーは、スコアラーでクラッチシューターの鋼のメンタルの持ち主。
どちらもNBAの歴史に残るレジェンドプレーヤーだ。それだけでいいはずなのに。
 
比較対象にならない両者を比較してしまえばキリがない。
コービーとレブロンが比較対象にならない存在ということを両者の違いから紐解いていこう。
 
 
①チーム状況の違い
 
まず、コービーは、入団してLAL一筋の選手で最初の役割は、ベンチから出場する控え選手としてキャリアをスタートさせた。ルーキー時代の出場時間は、MPG15.5に留まった。
コービーがスター選手の多い歴史ある強豪LALでスターターとして定着したのは、3シーズン目である。
LALで若い選手がスターターに名を連ねることというのは、そう容易いことではない。
 
対するレブロンは、CLEに入団すると、ルーキー時代からスターターとしてチームの未来を託されていた。出場時間もMPG39.5と、エース級以上の平均出場時間を与えられていた。
 
コービーのプレイオフ初出場時期は、まだ控え選手として起用されていたルーキー時代である。
9試合をベンチから出場し、MPG14.8でオフェンスのオプションにもほぼ入っていなかった為、FG確率もあまり良くなく、PPG8.2を記録。
 
対するレブロンは、NBAに順応してくる時期でもある3シーズン目にチームをプレイオフに導き、13試合にエースとして、もちろんスターターで出場した。
MPG46.5とほぼフル出場のレブロンは、チームの得点源でPPG30.8を記録した。
 
レイオフ出場機会は、コービーが220試合、レブロンが212試合とコービーの方が多いが、NBAに順応し、コービーが主力選手としてプレイオフに出場した試合というのは、3シーズン目の1998-1999からである。
 
また、1998-1999、1999-2000のプレイオフにスターターとして出場しているが、LALのセンターにはシャキール・オニールというチームリーダーで当時のLALのファーストオプションでもある選手が君臨していた。
当然、ボールはシェアしあう為、コービーの得点というのは、多少なりとも制限された。
 
レブロンはというと、2005-2006から2009-2010までCLEをプレイオフに導いて、常にファーストオプションとして得点を量産してきた。
なぜなら、レブロンがチーム唯一の得点源だったからだ。
出場時間も毎試合42分以上あり、ほぼフル出場という状況が続いていた。
 
コービーが20本以上のシュートアテンプトを放つようになったのは、プレイオフ5回目の2000-2001だったが、レブロンは、常に20本以上のショットを託されていた。
 
要するに、コービーとレブロンを数字だけで比較することは、何の答えにもならないということ。
チーム状況やチームの役割で数字は変わってくるのだから。
 
もっといえば、コービーはLAL一筋でシャック&コービーで優勝を果たし、辛い時期を乗り越えてコービー&ガソルで再び優勝まで導いたが、レブロンは、CLEで7年間チームを牽引してプレイオフまでは出場していたものの、MIAでウェイド、ボッシュと共にスリーキングスを結成して豪華ラインナップで優勝を果たし、CLEに戻ってもアービング、ラブと、またも豪華ラインナップを結成することで優勝が出来た。
コービーとは違い、スーパースターが2人以上集うチームで結果を出した選手だ。
 
フランチャイズプレーヤーとして君臨できるような得点力のある選手が同じチームに2人もいれば、レブロンのFG%も多少は上がるだろう。
もちろん、レブロン自身の実力でもある。
シュートセレクションが良く、確実なショットを狙ったり、アシストを交えて守り辛くしたり、フィジカルの強さから3点プレーの機会も多く貰っているという上手さは、レブロンの凄さだ。
今更レブロンがどれだけ偉大な選手かは、言うまでもないだろう。
 
このようなチーム状況の違いからコービーとレブロンを単純に数字で比較することは難しいだろう。
 
 
②プレースタイルの違い
 
コービーとレブロンは、ポジションも異なれば、プレースタイルも違う。
コービーは、ドライブでゴール付近にまで攻め込み、得点を取ることもあるが、どちらかというとマイケル・ジョーダンのようにミドルレンジからのショットから得点を取る選手。
1on1を好み、見ていてワクワクさせるようなスーパーショットを連発させるバスケットの醍醐味を味わわせてくれる存在だ。
 
レブロンは、ジャンプショットを好むというよりは、ドライブで切り込みゴール付近でのショットを確実に決める選手。
力強い豪快なダンクとブロックで観客を沸かせてくれる。
 
一番の違いは、試合終盤でのクラッチタイムでのプレー。
コービーは、鋼のメンタルでボールを欲しがり、ラストショットを必ず打ちにいくタイプ。 
対するレブロンは、ボールを保持して自らが囮になってアシストを選択するタイプ。
 
どちらの選択にも文句はないが、コービーの強靭のメンタルにはやられる。
コービーがボールを持つと、ラストショットを決めてくれるという期待がいつの間にか高まってしまう。
そして、現にクラッチショットを幾度となく決めている。
 
対するレブロンは、見ていて心配になってしまう。
試合終盤、競っている場面でのレブロンのシュート確率は急に悪くなり、ミスも多くなる。
同点か勝ち越している場面でのクラッチショットは、自ら攻める姿勢を見せるが、ビハインドでのクラッチタイムではやや消極的になってしまうところが多い。
それでも近年ではファイナル連続出場の経験も活きてきたのか、落ち着いたプレーを見せることも増えてきた。
 
だが、コービーのようなしなやかさや強靭なメンタルは、レブロンにはない。
逆に、レブロンのような当たり負けしない力強さは、コービーにはない。
コービーのような弾道さえも変えてしまう見事なショットは、レブロンにはない。
レブロンのような豪快なブロックやリバウンドは、コービーにはない。
 
なぜなら、ポジションも違えば、プレースタイルも違う両者だからだ。
 
 
③体格の違い
 
人は、その人に合った体型というのがある。
例えば、ステファン・カリーが筋力を増やして体を大きくすれば、体が順応しきれずに怪我のリスクが高まるだろう。
 
また、体型は、プレースタイルにも影響を与える。
コービーがあの体型を維持したのには理由がある。
筋肥大により、身体を大きくしてしまえば、シュートや動きのしなやかさが失われてしまうからだ。
逆に、あれ以上減量してしまえば、NBAでのフィジカルに対応出来ず、吹っ飛ばされてしまうだろう。
 
対するレブロンは、フィジカルを駆使してインサイドでの得点を重ねていく。
こうしてレブロンは、確率の高いショットを生み出している。
体型の違いからも多少比較できない要素はある。
 
 
 
このような状況からコービー対レブロンに安易に勝ち負けを決めない方が良いだろう。
コービーは、レジェンド中のレジェンドだ。
ジョーダンの真似をしてジョーダンのようになれる選手などあり得ないはずだ。
コービーは、それに最も近づいた神の領域の男だ。
レブロンよりコービーが劣っていると次世代に思われては悲し過ぎる。
 
コービー対レブロンの1on1は、オールスターゲームで実現したが、ディフェンスでもオフェンスでもコービーが完全にレブロンを圧倒した。 
それ以前にもコービーとレブロンが練習中に1on1をしていた場面があったが、その時もコービーがレブロンをボコボコにしていた。
 
コービーのいないコート上でのレブロンは、まさにキングだが、1on1でコービーに敵うものは、ジョーダン以外にいないだろう。
 
比較対象にならないコービーとレブロンは、どちらもレジェンドの中のレジェンドになることは間違いない。
 
コービーvsレブロン

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