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スーパースターの陰に埋もれたエース、ルディ・ゲイ

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<SACのゲイがオプションを破棄し、FAへ>

SACのSF、ルディ・ゲイが来季のプレーヤーオプションを破棄し、完全FAになることがわかった。
 
今シーズンのゲイは、アキレス腱の負傷で30試合の出場に止まった。
PPG18.7、RPG6.3、APG2.7、SPG1.5、FG成功率45.5%、3P成功率37.2%と3P成功率はキャリア最高をマークした。
 
今オフで31歳になるゲイは、来シーズンが12シーズン目になる。
元々、エース級の素質のある選手だったゲイだが、なかなか日の目を浴びることがなかった。
 
ゲイは、2006年ドラフトで1巡目8位でHOUに指名されたが、直後にシェーン・バティエとトレードされ、MEMでキャリアをスタートさせることになった。
 
ルーキー時代は、オールルーキーファーストチームに選ばれ、2シーズン目にはすでにNBAという世界最高峰のリーグへ上手く適用することができた。
PPG20.1、RPG6.2、SPG1.4、BPG1.0と攻守に渡ってチームのエースとして大きく貢献した。
 
2011-2012、MEMでの6シーズン目でようやくプレイオフ初出場を果たす。
ファーストラウンドではクリス・ポール、ブレイク・グリフィン、デアンドレ・ジョーダンの所属するLACと対戦し、第7戦まで絡れ込んだが、惜しくも敗退した。
この時のプレイオフでの成績は、PPG19.0、RPG6.6、SPG1.3、FG成功率42.1%だった。
 
これまでキャリア11シーズンでゲイがプレイオフに出場したのはこれっきり。
 
キャリアでの平均得点も毎シーズン18.0〜21.0をコンスタントに記録している。
毎シーズン安定してFG成功率も45.0%前後の選手はそういない。
キャリアを通じて平均得点が下がってくることもなくはない。
 
そんな中、ゲイは常に安定して得点を取り、時には豪快な力強いダンクも披露してくれる。
勝負強さも兼ね備えており、誰が相手でも物応じしないタイプの選手。
体幹があるのでフィジカルなプレーにも強い。
まさにエース級のプレーヤーなのだ。
 
にも関わらず、ゲイがクリス・ポールやポール・ジョージ、ジミー・バトラーやデマー・デローザンなどよりも知名度がなく、それだけの実力保持者と思われていないのはなぜだろう。
 
NBAでブレイクする選手の特徴として、共通であろうものが一つある。
それが、プレイオフ出場経験だ。
 
ジョン・ウォールなんかも昨シーズンのWASがプレイオフに出場していなかったこともあり、近年まであまり騒がれなかった印象がある。
今シーズンはウォールのリーダーシップによってプレイオフに出場し、第1シードのBOSを苦しめた。
しかも、今シーズンのプレイオフではウォールは大活躍した。
それによって、昨シーズンよりも注目されるようになっただろう。
 
逆に、デリック・ローズやカーメロ・アンソニーなんかはどうだろう。
ローズは、CHIでカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった経験もシーズンMVPを獲得した経験もあるが、大きな怪我が影響で近年では、かつてのローズの動きには程遠くなってしまった。
それでも今シーズンはNYKでプレーし、PPG18.0、FG成功率47.1%と昔ほどではないが、得点源としても文句なしの成績を記録した。しかし、あまり目立っていない。
 
カーメロ・アンソニーレブロン・ジェームスと同期で実力もあり、スーパースターという地位を築いているが、ここ4シーズンは、プレイオフから遠退いており、今シーズンはオールスターですらも選ばれなかった。
今シーズンの成績は、PPG22.4、RPG5.9、FG成功率43.3%、3P成功率35.9%を記録し、3P成功率は、キャリア平均の34.6%よりも高い数字をマークしている。
それでもオールスターに選ばれることはなかった。
これは、プレイオフから遠退き、知名度や人気に多少なりとも影響を与えたのかもしれない。
 
MINのアンドリュー・ウィギンズはどうか。
今シーズンが自身3シーズン目で昨シーズンに引き続き、平均20得点超えの成績を残している。
因みに、昨シーズンPPG20.7、今シーズンPPG23.6。
この素晴らしい成績を記録していても、多分、知名度としてはまだまだ低いだろう。
 
だが、このような選手がプレイオフへ出場し、活躍することで次のシーズンからの注目度が一気に変わってくる。
 
現在GSWのケビン・デュラントもある意味そうかもしれない。
今回、デュラントは、NBAファイナル第3戦で残り1分を切って2点ビハインドのところで勝負強さを見せつける3Pショットを成功させた。
逆転勝利の立役者となったが、その際に、これでデュラントもスーパースター中の真のスーパースターの仲間入りを果たすのかもしれないという話が浮上してきた。
 
だが、デュラントの勝負強さはリーグに入ってきた時から健在だったし、クラッチタイムでは幾度となくビッグショットを決めてきた選手だ。
今シーズンのファイナルでの活躍を見なくともデュラントは、真のスーパースター、コービー、レブロンに筆頭するだけの選手ということはわかっていた。
もっと言えば、入団した時からレブロンの次の時代を継ぐ男は、デュラントだろうと思った程だった。
だから、あのビッグショットを決めたところでさすがだなとしか思わなかった。
 
ゲイがリーグでそれほど目立っていない理由は、ここにあるのだろう。
NBAで花咲くスーパースターというのは、プレイオフ出場という経験がなければ、実らないと私は思っている。
 
 
埋もれたエース、ルディ・ゲイは、FAになることが決定のようだが、来シーズンはどのチームでプレーするのか楽しみだ。
レイオフ出場可能チームに加われば、ゲイの価値はこれからでも上がってくるはずだ。
 
MEM、TOR、SACと渡り歩いたゲイのキャリア成績は、PPG18.4、RPG5.9、APG2.3、SPG1.3、FG成功率45.5%、3P成功率34.5%となっている。
 
 
今後のゲイの動向に注目したい。