NBA FAN's-GYM

NBAについて主観的に語ると共に、ダイエット法もご紹介。(旧:NBA選手 ニュース)

スター選手休養問題の解決策

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<全米中継でのスター選手休養>

今シーズンに限らずだが、スター選手の休養がここへ来てまた問題視されている。
 
現地3月18日、全米中継が決まっていたCLE vs LACでは、CLEのBIG3(カイリー・アービングレブロン・ジェームズ、ケビン・ラブ)が休養の為、欠場。
試合は、78対108でLACが圧勝した。(後に、CLEのアービング、ラブは、怪我をしていた為の欠場と弁解する。)
 
また、現地3月11日のGSW vs SAS
こちらも全米中継される試合で、注目度の高いウエスタンカンファレンス1位攻防戦。
GSWは、ケビン・デュラントが怪我で離脱しており、SASトニー・パーカークワイ・レナードが怪我で欠場。
ラマーカス・オルドリッジも感染症でアリーナに姿を現わすことはなかった。
 
すると、GSWも主力選手のステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラを休養させる決断を下した。
 
これにより、全米が期待したスーパースター揃いの好カードは、その期待を裏切る結果となった。
 

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両チーム合わせてスターといえる選手は、全盛期の過ぎたベテラン4選手くらいだ。 
 
☆GSW 
○デイビッド・ウエスト
 
SAS
○デイビッド・リー
○マヌー・ジノビリ
 
結果は、85対107でSASが圧勝した。
 
そもそも全米中継されるということは、両チームの注目度が高く、力が均衡している為、激しい試合になることを想定しての決定である。
 
そのチームの主力選手が欠場するということは、チームのパワーランキングが変化することになり兼ねない。ましてや、主力選手1人2人の欠場でなく、4,5人が欠場するとなれば、確実に本来あるべき姿のチームではなくなる。
 
ファンが見たい選手がいなく、ファンが見たい本来のチームではなければ、残念に思う人は多くいるだろう。
 

<休養は、チーム戦術の一つ>

この問題を疑問視したNBAコミッショナーのアダム・シルバーは、全チームに「著しく重大な問題」というメッセージを送り、事の重大さをチームオーナーや選手、コーチ陣に示した。
 

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スター選手への休養をファンやスポンサー側から考えると、腹立たしく感じるだろう。大事な試合では特にそう思うだろう。遠足当日に雨天中止になった気分だ。
 
しかし、選手やコーチ陣側からすると、長いシーズンで先を見据えて戦わなければならない為、これも戦術の一つのなのだろう。
 
また、NBAの世界ではデータが非常に重要だ。
チームの細かなセットオフェンスや選手の癖、強みや弱みなどを全てデータ収集してどう戦うかを練っていく。
その為、プレイオフで対戦する可能性が高いチームには、データ収集されないように敢えて休養を取らせることもあるだろう。
 
SASのグレッグ・ポポビッチHCは、主力選手の休養を率先して行ってきたHCだ。
ポポビッチは、1996年から現在までSASで約20年間指導をしている。
時には、ロード遠征にBIG3(ティム・ダンカントニー・パーカー、マヌー・ジノビリ)を休養の為に同伴させずに罰金処分を受けたこともある。
それでも選手に休養を与えることを良しとして行っていた。
 
確かに、アメリカ全土は広く、移動での疲れも相当なもの。
連日の試合もあるNBAでは、選手のコンディションが悪くなっても不思議じゃない。
レイオフを戦えば、半年以上のシーズンを強いられる。
 
選手のコンディションを整える為、データ収集をされない為の休養というのは、選手やコーチ陣側からすると、最もな采配でもある。
 

<休養問題に対しての改善策>

レブロン・ジェームズは、休養問題について「自身が関与すれば議論が白熱してしまう」と話し、「ポポビッチHCは、5回のNBA優勝を果たし、選手の休養が最も優れた決断と称賛されている。」と続けた。
 

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レブロンの言うことも分かる。
ただ、リーグはファンの気持ちも無駄にはできない。
 
NBAは、今や全世界が注目するリーグだ。
ロサンゼルスへCLE vs LACを観戦する為に海外から遥々訪れたファンも多くいるだろう。
 
LACファンだってBIG3休養のCLEに圧勝したところで何かスッキリした気はしないだろうし、CLEファンだってボロ負けして嬉しいはずがない。
 
素晴らしいことに、NBAファンは全世界に存在するのだからこれは改善するべき問題だろう。
 
LACのドック・リバースHCも選手に休養を与えた経験があるが、「ファンにとって良くないこと。」と話しており、リーグの過密スケジュールを改善する必要があると述べている。
NBAもレギュラーシーズン開幕時期を早め、スケジュール改善を検討しているようだ。
 
CLE vs LACは、BIG3を全員休ませるのではなく、全米中継というのも考慮し、誰か1,2選手でも出場させれば良かったのではないだろうか。
ましてやCLEは、連日ロサンゼルスでの試合だったのだから交代で休養を与えることも出来たはずだ。
GSW vs SASもそうだが、一気にスター選手全員を欠場させることを避ければ良いのではないか。
 
スター選手の休養問題については難しいところだが、SASは、スター選手を休養させてもその試合を捨てる覚悟で試合を戦っているわけではない。
 
ただ単にスター選手を休養させて1試合を捨てることは、ファンにとっても残念なこと。
休養をさせても対等に戦えるだけの力は持っておいた方が良いと思う。
 
今後は、事前告知なしにスター選手休養を行った場合、ペナルティが課せられる可能性もあるようだが、今シーズンは、まだスター選手の休養は出てきそうな予感がする。