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NBAについて主観的に語ると共に、ダイエット法もご紹介。(旧:NBA選手 ニュース)

選手名鑑:ステフィン・カリー

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<プロフィール>

本名:ワーデル・ステフィン・カリー(Wardell Stephen Curry II) #30
 
ポジション:PG
身長 体重:1.91m 86kg
 
1988年3月14日生まれ。(29歳)
ノースカロライナ州シャーロット出身。
愛称:ステフ
 
 
今やNBAの顔と言っても過言ではない。
世界中のNBAファンから大人気のステフィン・カリー。
 
昨年のジャージー売上は、NBAトップ。
今シーズンの10月〜12月までの第1四半期のジャージー売上も見事第1位。
 
現代のNBAを象徴する存在であることは間違いない。
 
そんなカリーは、2009年ドラフト全体7位でGSWに指名された。
入団してから現在までGSW一筋でプレーし続けている。
 
では、カリーの他に2009年ドラフトでNBA入りを果たした選手を見てみよう。
 
ドラフト全体1位指名を受けた選手は、ブレイク・グリフィン。
ただ、1シーズン目は、怪我で出場機会はなかった。
 
全体3位では、現在HOUのエースとして大活躍中のジェームズ・ハーデンが指名されている。
今シーズンの1試合平均アシスト数は、2桁を記録し、NBAトップ。
得点でも現在2位と驚異的な数字を叩き出している。
 
その他にも新人王を受賞したタイリーク・エバンス、スペイン出身のリッキー・ルビオ、TORのエース、デマー・デローザン、高卒シューターのブランドン・ジェニングス、アップテンポなオフェンスを得意とするタイ・ローソンなどがいた。
 
 
8シーズン目になるカリーの過去の受賞歴も見てみよう。
 
☆受賞歴
NBAチャンピオン 1回
・シーズンMVP 2回
・得点王 1回
・スティール王 1回
・オールNBA1stチーム 2回
・オールNBA2ndチーム 1回
NBAオールスター出場 4回
・3Pシュートアウトコンテスト優勝 1回
・スキルズチャレンジ優勝 1回
・オールルーキー1stチーム 1回
 
得点王とスティール王は、どちらも2015-2016に輝いている。
シーズンMVPは、2年連続の受賞を受けている。
この他にも3Pの歴代記録を保持していたりと、歴代屈指の3Pシューターとしても名が挙がる程、現代のNBAで大活躍している。
 
NBA制覇も経験し、現代のNBAを象徴するようなカリーだが、続いては、ルーキーシーズンから順に見ていこう。
 
 

 

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<共存不能のカリーとエリス>

 
カリーは、GSWに入団すると、モンテ・エリスとガードコンビを組むことになる。
 
ルーキーシーズンからスターターとしての活躍を期待されたカリーは、80試合に出場し、PPG17.5、APG5.9、SPG1.9、3P成功率43.7%(166/380)を記録。
 
3P試投数は、1試合平均4本か5本程度で今のカリーと比べると少ないが、この時から高確率で決めている。
 
2010-2011、オレンジ色っぽいGSWのロゴも変わり、現在の青を基調としたものに一新したシーズン。
着実に成長していくカリーは、ルーキーシーズンより1pt得点を伸ばし、PPG18.6を記録した。
 
カリーは、2011年のオールスターでスキルズチャレンジに出場。
華麗なドリブルに正確なパスで優勝する。
また、スポーツマンシップとしての手本となる誠実な姿勢が見られる選手に贈られる、スポーツマンシップ賞も受賞する。
 
2011-2012、カリーとエリスはガードコンビを3年間続けてきたが、エリスは、ボールを長く保持するようなプレイスタイルでカリーと上手く噛み合っていなかった。
 
 
メディアでもカリーとエリスの確執が取り上げられていたことを覚えている。
エリス自身も2009年にカリーとのバックコートでの共存はできないと話していたが、皮肉にもそれはエリスがGSWを去るという形で解消されることになった。
 
2011-2012のトレードデッドラインでGSWはエリスをMILへ放出し、守備の要であるアンドリュー・ボガットを獲得する。
 
このトレードは、カリーとエリスの確執が原因かは定かではないが、少なくともエリスのボール支配からカリーを解放させ、カリーを自由にさせる為の策である事は間違いなさそうだ。
また、トレードによる影響は、カリーだけでなく、当時ルーキーだったクレイ・トンプソンにもやり易いようにさせることになる。
 
カリーとトンプソンは、後にスプラッシュブラザーズと呼ばれるNBA最強のバックコートコンビになる。
 
2012-2013、このシーズンからカリーを主軸としたGSWの幕開けだ。
 
 

 

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<NBAのスタイルを覆すスプラッシュブラザーズ>

2012-2013、カリーを中心としたGSWは、ドラフトでハリソン・バーンズ、ドレイモンド・グリーンを獲得する。
 
カリーは、期待通りもしくは、期待以上の活躍を見せ、4シーズン目にしてPPG22.9、APG6.9、SPG1.6、3P成功率45.3%(272/600)を記録。
これまでのシーズンの倍近く3Pを試投したが、最も良い確率をマークした。
 
1シーズンでの3P成功数272本は、レイ・アレンの持つ269本の記録を抜き、歴代新記録となった。
 
また、この年のNYK戦ではキャリアハイの54得点を叩き出した。
試合には負けたものの、カリーは、FG 18/28(64.2%)、3P 11/13(84.6%)、FT 7/7(100%)と、まさにゾーンに入っていた。
 
1試合での3P成功数は、これまで10本だったが、カリーがその記録を塗り替えた。
 
 
レイオフでは2回戦で王者SASと対戦した。
 
カリーは3P成功率を35.2%まで落とされたが、それでもPPG22.5を取った。
ドリブルからクイックの早いシュートでロングショットを成功させていく。
クレイ・トンプソンもこのシリーズ、3P成功率54.2%(13/24)という高確率でエースカリーの負担を軽減させる。
 
また、ルーキーでありながらハリソン・バーンズもカリーに続き、チーム2位のPPG17.3を記録した。
 
しかし、シリーズは2勝4敗で敗退。この年のNBAを制したのは、SASだった。
 
2013-2014、GSWはアンドレ・イグダーラを獲得し、最後のピースを揃えたようにも思えた。
 
カリーの成績は、またさらに飛躍していった。
そして、カリーはこの年にようやくNBAオールスターに出場することになる。
オールスターに出場することで、NBAでの注目度も高まるばかりだ。
 
また、オールNBA2ndチームにも選出されるようになり、NBAでついに頭角を現していく。
 
カリーのコート内外での誠実で落ち着いた態度や甘いマスクに惹かれるファンも多くいたのではないだろうか。
 
終わってみれば、カリーの成績は、PPG24.0、APG8.5、SPG1.6、3P成功率42.4%という記録だった。
相棒のトンプソンは、PPG18.4、3P成功率41.7%と、こちらも高確率だった。
 
カリーを中心としたGSWは、プレイオフだけでなく、NBA制覇を狙えるだけのチームへと変貌した。
 
 
そして、いよいよ2014-2015が訪れる。
ここからHCがマーク・ジャクソンからスティーブ・カーに変わる。
ワンセンターにし、ボガットをインサイドに置いてよりアップテンポなバスケットを展開するようになる。
 
カリートンプソンの速攻からの3P、フリーにも関わらず2点を狙わず、わざわざ3Pラインで止まって3Pを放つという異例のオフェンスを繰り広げるが、その3Pの確率が高く、衝撃的だった。
 
カリーもトンプソンも3Pをただ単に決めるだけでなく、リングに触れずに綺麗に沈めてくるのだ。ネットは水しぶきのようにプシュッと揺れる。
このような芸術的な3Pシュートを成功させることから、『スプラッシュブラザーズ』と呼ばれるようになる。

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<新たな時代の寵児へ>

2014-2015、GSWは、67勝15敗という圧倒的な勝率をマークする。
 
カリーの成績は、MPG32.7、PPG23.8、APG7.7、SPG2.0、3P成功率44.3%(286/646)でリーグ全体1位に大きく貢献した。
そして、キャリア初のシーズンMVPを獲得。
オールNBA1stチームにも選ばれた。
 
レイオフではファイナルまで進み、レブロンアービング、ラブを擁するCLEと対戦。
カリーは、激しいマークに苦戦するが、それでもピック&ロールでビッグマンとのミスマッチを作り、ステップバックで間を取ってその一瞬を見逃さずに3Pを狙う。それが高確率でネットを揺らす。
 
エースとしてカリーがオフェンスで活躍し、パスもよく回る。
オフェンスもディフェンスもチーム全体で組み立てていくGSWの雰囲気からは、チームケミストリーがとても高いことを感じさせられた。
 
SASのグレッグ・ポポビッチHCの元で教わったスティーブ・カーHCだからなのか、GSWのプレースタイルがSASをよりアップテンポにさせたような感じだった。
 
そして、ついにGSWがNBA制覇をする。
カリーは、キャリア初の優勝を経験した。
 
 
シーズンが終わると、カリーはオフに新しいトレーニング法を行う。
これは、マイケル・ジョーダンが導入していたトレーニングと同じもので、『ストロボライト・トレーニング』というトレーニング法だ。
 
簡単に説明すると、フラッシュが出る眼鏡のようなものを装着し、両手で左右別の動きをする脳トレのような神経系トレーニングのこと。
 
このトレーニングの効果が絶大だったのか、2015-2016のカリーの成績は、さらに伸びていった。
PPG30.1、APG6.7、SPG2.1、3P成功率45.4%(402/886)という数字を記録。
 
2Pの試投数が712本に対し、3Pの試投数が886本。
なんと、3P試投数の方が多いのだ。
それでFG成功率が50.4%という驚異的な数字を記録しているのだから、もはや怪物だ。
 
得点王とスティール王を獲得したカリーは、2年連続でオールNBA1stチームに選出された。
 
このシーズン、チームは73勝9敗というNBA記録を達成してリーグ全体1位でプレイオフ進出を果たす。
カリーは2年連続シーズンMVPを獲得。
 
また、1シーズンの3P成功数がまたも自身の記録を抜き去って歴代1位となった。
 
【歴代3P成功数】
1位 ステフィン・カリー(402本) 2015-2016
2位 ステフィン・カリー(286本) 2014-2015
3位 クレイ・トンプソン(276本) 2015-2016
4位 ステフィン・カリー(272本) 2013-2014
5位 レイ・アレン (269本) 2005-2006
 
カリーが如何に素晴らしい3Pシューターか、一目で分かるだろう。
あの最強の3Pシューターのレイアレンを3度も超えているカリーは、歴代でも最高の3Pシューターだ。
 
また、同シーズンでは相棒のクレイ・トンプソンも歴代3位の成績を残している。
スプラッシュブラザーズがどれだけ驚異になるのか、数字を見ただけでも恐ろしい。
 
このシーズンもファイナルまでは順調に進んだが、CLEにリベンジをされてシリーズ敗退。
ボガットの戦線離脱が大きく勝敗に影響する結果となった。
 
2016-2017、カリーは、1試合での3P成功数13本を記録し、過去の歴代記録を抜いて新記録を達成した。
 
 
新しい時代を作り、時代の寵児へとなったカリーだが、幼い頃、現在リーグ最年長のヴィンス・カーターと親交があったことも話題となった。
 
カーターがルーキー時代、カリーの父親で名3Pシューターのデル・カリーは、ベテランとして同じTORに在籍していた。
 
父親のデル・カリーは、幼いステフを良くコートへ連れてきていた。
そこでワークアウトを終えたカーターがステフを呼んで1on1をしたという。
カーター曰く、その頃からステフは勝利への強い気持ちを持ち合わせていたという。
 
それから20年後、カリーとカーターは、同じNBAという世界最高峰のバスケットリーグで同じように注目を浴びている。
 

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カリーの存在により、NBAの時代がまた次へと継承されていく。